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大変だ!火事だ! [日記]

 昨晩パッと電気が消えた。ここ4年ぐらいの間に停電は2度ほどしかなかったのでマレーシアの電力事情はそう悪くないなと思っていた。気がつくと今回のはこのアパートだけのようだ。フロントに問い合わせたところ、エンジニアがまだ到着しないというので、これはちょっと時間かかるなと思った。暗闇にじっとしててもつまらないので、夜の街にドライブに出かけた。30分ぐらいしてうちに帰ってみるとフロントあたりに大勢ひとが集まって何やら騒然としている。1人半狂乱になって電話で叫んでいる人がいる。よく見ると時々テニスをする知人ではないか。そばにいた人に「どうしたの?」と聞くと上の方の階が火事で燃えてるという。慌てて外に出て上を見るとうちの真上、3階上の部屋の窓から真っ赤な炎がめらめらと出ているのが見えた。さっきの半狂乱の彼女の部屋だ。ふと気がつくとうちの僕の部屋の窓が少し空いている。こりゃ大変だ。消防が来て水を撒き出したらうちも窓から水がはいってきて、水浸しになるのではないかと思い、10階の我が家に急いで上がろうとしたら、消防士が通せんぼして絶対に上には上がるなという。あとは運を天にまかせるしかない。火はどんどん燃え盛り他の部屋からも煙が出だした。しばらくしてやっと大量の水が窓から吹き出して、やがて火の勢いは弱まった。
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 炎が消えた後も30分ほど水が窓から吹き出していた。1時間ほどでやっと近くの部屋にも帰る許可が出たので、急いでうちに上がってみると、開いていた窓の付近の床は水浸しで、部屋中煙臭いのなんのって。まだ窓から水がどんどん入ってくるので慌てて窓を閉めた。1時間もかかってやっと床の水はモップで拭き取り何とか寝られる態勢はできたが、煙臭くてなかなか眠れない。うつらうつらでやっと朝になった。

IMG_4496-2.jpg
 早速外に出て上を見上げてみると、焼けた部屋の周りは真っ黒だ。3部屋先のリビングルームのテラスの周りも黒い煤の痕が見える。赤い矢印の窓が僕の部屋だ。1つ上の階の人たちは気の毒にも窓が真っ黒に汚れている。
 火事を出したうちはフランス人の主人と中国系マレー人の奥さんと子供2人の4人家族で、全員無事だったのは不幸中の幸いだった。朝から焼け跡の部屋でその家族とコンドミニアムの従業員数人が総出で水浸しの部屋の掃除が始まった。うちの奥さんは作業服に着替えて汗水たらして手伝っている。僕は大して役にも立ちそうもないので、スーパーマーケットに走ってサンドイッチやらおにぎりやら飲み物をしこたま仕入れて届けた。コンドの掃除のおばさんたちに感謝されたのはめっけものだった。
午後は火元の彼等は警察に出向いていろいろ調書をとられるらしい。大変だな。可哀想に。
しかしきのうは半狂乱だったそのうちの奥さんも、今日は落ち着いててきぱきと掃除のおばさんたちに指示を与えていたのを見て一安心。早く立ち直ってほしいものだ。
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kinoken

無事アップ出来ましたね。
メール入れておきました。

by kinoken (2013-05-01 20:02) 

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