さらば、マレーシアーその1 [日記]
この2月末でマレーシアに移り住んでちょうど5年になる。何もしないでごろごろしていた割にはアッという間に5年が経ってしまった。気がつけば俺ももう76、来年は喜寿だ。今はまだピンピンしていて、毎日のようにテニスコートで走り回っているが、あと5年もすれば80を超えるし、そうなれば体力、気力とも衰えてくるかも知れない。そうなってから日本に帰っても、老いさらばえていくのをただ待つだけというのでは情けない。というわけでそろそろこの辺で楽園生活は切り上げ、いろんなことが結構厳しい日本に敢えて帰って、終の棲家でも建ててやろうと一大決心をしたのである。2月末で賃貸契約が切れるのを潮時に月末の日本行きのエアチケットを手配した。
思えばここマレーシアは当初の予想通り正に天国ではあった。物価は安い。治安は悪くない。食い物は旨い。英語が通じる。そして何よりも常夏の気候が素晴らしい。1年中短パンとTシャツとビーサンで暮らせる。仕事を引退して年金生活をする者にとってここは正に理想の国と云えるかも知れない。
近年マレーシア政府肝いりのロングステイビザ(Malaysia My Second Home Visaという)を取得して移り住むリタイア組が増えたらしい。東日本大震災後に特に多くなったという。そこでこれからマレーシアに移り住もうかと考えている人たちにも参考になるかも知れないと思い、この5年間の出来事や毎日の暮らし、行ったところやそこでの経験などをまとめてみたい。
<こんなところに住んでいた>
Bangsarという都心から車で15分ばかり行った住宅地の丘の上にそびえる超大型コンドミニアムの10階にいい部屋が見つかった。築30年近い古いマンションだが、管理が行き届いていて住み心地がよいと聞いていたのでここに決めた。3ベッドルームとメイドルームという構成で広さは170平米もある。夫婦2人には広すぎると思われたが、あまりの景色の良さとテニスコートやプールの素晴らしさに惹かれて予算オーバーではあったが、思い切って入居した。因に家賃は月11万円(為替変動によっては12万円近くなる)で、日本と比べると嘘のように安い。当初は月8万円というつもりであったが、周囲の雰囲気やマンションの設備などを考えると、むしろこの方がいいのではないかと自分を納得させて思い切ったわけだ。
コンドミニアムのテラスからの眺めとしては、ここは恐らくクアラルンプールで1番と云っていいだろう。クアラルンプールのシンボルになっているツインタワーとKLタワーが左手に見え、その手前に公園や平屋の住宅地が広がり、何も目を遮るものがないのである。
ビルが林立する都心部や近所のビジネス街を遠目にこのコンドミニアムの前だけどうしてこんなにビルがなく、見通しがいいのだろう?多分市の方針でこの地区にはビルを建てるのを禁止しているのであろう。我々住人にとっては誠にありがたい状況という他ない。
朝ツインタワーを背にして昇ってくる太陽は見応えがある。サンライズだかサンセットだか分からないような景観をしょっ中見ることができる。
目を下に移すとプールサイドで寝そべるビキニの女が目に飛び込んできたりしてニヤリとさせられる。
プールはやや変形だが泳ぎやすく、子供や大人を対象にしたスイミング・レッスンなんかもやっていたりする。泳ぎがあまり得意ではない僕も美人の水泳コーチに習おうかと思っていたが、テニスの方が忙しくついに習わず仕舞いになった。
1番の趣味であるテニスの環境はすこぶる良い。2面のコートの1つは主としてレッスンに使われているが、空いているときには誰が使ってもいいし、もう1つのコートは使い放題だ。コンド専属のコーチがいるところはKL中探してもないのではあるまいか?そのコーチを混じえてのテニスのゲームはとても楽しい。
とまぁ、こういった環境に5年住んでいたわけだ。天国と云わずして何と云えばいいんだろう。
ではなんでこんなにいい所にバイバイしてくそ寒い日本なんかに帰るの?と聞かれることが多い。
「でもなぁ、やっぱり死ぬところは日本だろう」というのが僕の本音なのだ。だからまだ元気なうちに日本に帰って、終の棲家を自分も参加して作るというのが目下の最大の関心事になっているのである。
思えばここマレーシアは当初の予想通り正に天国ではあった。物価は安い。治安は悪くない。食い物は旨い。英語が通じる。そして何よりも常夏の気候が素晴らしい。1年中短パンとTシャツとビーサンで暮らせる。仕事を引退して年金生活をする者にとってここは正に理想の国と云えるかも知れない。
近年マレーシア政府肝いりのロングステイビザ(Malaysia My Second Home Visaという)を取得して移り住むリタイア組が増えたらしい。東日本大震災後に特に多くなったという。そこでこれからマレーシアに移り住もうかと考えている人たちにも参考になるかも知れないと思い、この5年間の出来事や毎日の暮らし、行ったところやそこでの経験などをまとめてみたい。
<こんなところに住んでいた>
Bangsarという都心から車で15分ばかり行った住宅地の丘の上にそびえる超大型コンドミニアムの10階にいい部屋が見つかった。築30年近い古いマンションだが、管理が行き届いていて住み心地がよいと聞いていたのでここに決めた。3ベッドルームとメイドルームという構成で広さは170平米もある。夫婦2人には広すぎると思われたが、あまりの景色の良さとテニスコートやプールの素晴らしさに惹かれて予算オーバーではあったが、思い切って入居した。因に家賃は月11万円(為替変動によっては12万円近くなる)で、日本と比べると嘘のように安い。当初は月8万円というつもりであったが、周囲の雰囲気やマンションの設備などを考えると、むしろこの方がいいのではないかと自分を納得させて思い切ったわけだ。
コンドミニアムのテラスからの眺めとしては、ここは恐らくクアラルンプールで1番と云っていいだろう。クアラルンプールのシンボルになっているツインタワーとKLタワーが左手に見え、その手前に公園や平屋の住宅地が広がり、何も目を遮るものがないのである。
ビルが林立する都心部や近所のビジネス街を遠目にこのコンドミニアムの前だけどうしてこんなにビルがなく、見通しがいいのだろう?多分市の方針でこの地区にはビルを建てるのを禁止しているのであろう。我々住人にとっては誠にありがたい状況という他ない。
朝ツインタワーを背にして昇ってくる太陽は見応えがある。サンライズだかサンセットだか分からないような景観をしょっ中見ることができる。
目を下に移すとプールサイドで寝そべるビキニの女が目に飛び込んできたりしてニヤリとさせられる。
プールはやや変形だが泳ぎやすく、子供や大人を対象にしたスイミング・レッスンなんかもやっていたりする。泳ぎがあまり得意ではない僕も美人の水泳コーチに習おうかと思っていたが、テニスの方が忙しくついに習わず仕舞いになった。
1番の趣味であるテニスの環境はすこぶる良い。2面のコートの1つは主としてレッスンに使われているが、空いているときには誰が使ってもいいし、もう1つのコートは使い放題だ。コンド専属のコーチがいるところはKL中探してもないのではあるまいか?そのコーチを混じえてのテニスのゲームはとても楽しい。
とまぁ、こういった環境に5年住んでいたわけだ。天国と云わずして何と云えばいいんだろう。
ではなんでこんなにいい所にバイバイしてくそ寒い日本なんかに帰るの?と聞かれることが多い。
「でもなぁ、やっぱり死ぬところは日本だろう」というのが僕の本音なのだ。だからまだ元気なうちに日本に帰って、終の棲家を自分も参加して作るというのが目下の最大の関心事になっているのである。
2014-02-09 19:54
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