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日本は桜が満開だった [日記]

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 3月下旬の1週間運転免許証の更新で日本に行ったら、何と例年より2週間も早く桜が満開であった。東京中どこへ行ってもさくら、さくらだ。千鳥ヶ淵公園が綺麗だと聞いて行ってみた。公園内よりもお堀の対岸の桜が見事であった。ここは上野公園と違って宴会禁止だから地面に目障りな青いシートもなく、酔っぱらいの大声も聞こえない。その点は誠にいいのだが、その代わり見物客の多いことと云ったら。
 人ごみを避けてお堀のボートからのんびり桜見物を決め込むというのはグッドアイデアだと思ったが、それには何と3時間待ちとか。やれやれ、東京というのは何と人の多いことか。

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 千鳥ヶ淵で満開を見物した3日後渋谷を歩いていたら桜吹雪が舞い落ちて、歩道脇にピンクの帯ができていた。これもまた風情があっていいものだ。手で払うとしっとりと湿り気のある花びらが手からこぼれ落ちる。いい時に日本に来たもんだ。熱帯のマレーシアではブーゲンビリアが咲き誇ることはあっても、これほど1度にそれこそ街中が淡いピンクで覆われるというようなことはない。
 ちょうどこの桜の時期に合わせてマレーシアのテニス仲間8人がグループでやって来ていたので、日本人と桜との関わりを端的に見せられる上野公園に連れて行った。昼間だったので酔っぱらいにからまれることもなく、桜吹雪の中をゆっくりと散策することができたのは幸運だった。 

まだ続いてるバティック [日記]

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 マレーシアの民芸バティック(ろうけつ染め)の教室に通い始めていつの間にか2年半になる。最初は1年保つかと思っていたら、すっかりはまってしまって週に1度の教室が楽しみだ。はじめの頃はマチスやピカソなど好きな画家の絵を模写したりしていたが、以後モチーフは多様化してアフリカン・アートやハワイアン・アート、リキテンシュタインの漫画アートなどに発展し、最近では日本趣味の北斎の浮世絵なんかにも手を出している。モチーフは多様だが、僕は一旦覚えたエコバッグに仕立てることに夢中になり、絵が仕上がる度に洋服の仕立て屋よろしくミシンを踏んでいる。マチのない単純なバッグなのであっという間にでき上がる。絵のモチーフがマレーシアのバティック独特の花模様なんかとあまりにも離れているので、教室の先生もちょっとあきれてこの頃ではあまり丁寧に面倒見てくれなくなってきた。しかし本人はそんなことは一向に気にしないで、どんどん違う分野に進んでいる。次は鶴田一郎画伯の美人画あたりを模写してみようかな。

またまた天気の話 [日記]

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 この写真、夕方ではなく朝陽が昇るところです。これ北京のあの大気汚染の写真?と思う人がいるかも知れない。ここクアラルンプールも車社会で空気の汚染もかなりのものだが、こちらの人がヘイズと呼ぶインドネシアからの焼き畑の煙による視界不良はしょっ中あるものの、いまの季節にこんなに霧にけむったような視界の悪さは珍しい。これは多分車の排気ガスによる汚染ではなさそうだ。いま湿度計は80%を指している。この湿度が主な原因ではないだろうか?この赤くかすんだ太陽がもう少し上に上がってくれば、空気が乾いてきてもっとスッキリとした景色が見られるんだろうな。それにしても朝目が覚めたとき窓から見える景色がこんなに暗くかすんだものだとギョッとする。この湿気、人の肌には悪くなく、日本にいるとき冬にはいつも指先がひび割れていた僕の手も年中しっとりしているのはありがたい。

SUV大流行 [日記]

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世界的な流行と云っていいんだろうが、このところここマレーシアでもSUVカーがすごい人気のようだ。車社会なので金持ちはみんないい車を買いたがる。車がここではまだステイタスなのだ。フェラーリやランボルギーニ、ベントレーといった高級車は勿論、ポルシェ・カイエン、BMW・X5, AUDI・Q5といったSUVの高級車もよく見る。何故かロールスロイスは少ない。
 SUVの流行に合わせて自動車メーカー各社はニューモデル開発に力が入っているようだ。そんな中最近街中でも見かけるようになった日産ムラノの新型にはガッカリした。初期モデルがSUVの中にあってひと際ユニークでカッコよかったのに、2台目は個性がすっかり失われて他社の新型と変わらなくなってしまった。僕は初代のムラノが好きで、もしSUVに乗るとしたらカイエンは買えないからムラノだなと思っていたのに、これでは特にムラノでなくてもいいではないか。

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これが2台目ムラノ。何だか他社のSUVと区別がつかなくなってしまった。ガッカリである。

マレーシアでは圧倒的な信頼を勝ち得ている日本車なのだが、このところIT業界に於けるSAMSUNGのように、自動車業界でも韓国勢の勢いにはすごいものがあり、HYUNDAIやKIAがのしてきている。
価格が安いという理由が大きいのだろうがその仕上がりのよさや性能の向上も大いに貢献しているようだ。特にいま流行りのSUVが人気で、HYUNDAIのSANTA FEはそのデザインと日本に負けない性能がものをいっているように見受ける。HONDAのSR-Vがすごい人気でその新型もそろそろここマレーシアにも現れそうだ。それにしても、HONDA CR-Vといい、TOYOTA HARRIERといい、HYUNDAI SANTA FEといい、どれも似たりよったりのスタイルで個性に乏しい。しかしどれもが似ているということはそれがトレンドであり、それ故によく売れるということなのだろう。そんな中にあってPORSCHE CAIENやBMW MXシリーズなどはその個性を守っているのは立派という他ない。

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HONDA CR-V

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TOYOTA HARRIER

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HYUNDAI SANTA FE



春節の終わり [日記]

 中国の春節、即ち正月も今日で終わる。ここ1週間以上街のそこここで花火が上がっていた。中国人もマレー人もインド人もここマレーシアに暮らす人たちはみんな花火が好きなのだ。
 今日は我々のコンドミニアム内のレストランで恒例のライオン・ダンス(獅子舞い)があった。中国系のレストランのオーナーが毎年春節の終わり頃にたいそう張り切ってライオン・ダンスのチームを呼ぶ。
 このライオン・ダンスについて来るお囃子がとてつもなくうるさいのだ。太鼓と銅鑼(シンバル)で囃し立てるのだが、この銅鑼のうるさいこと。耳を聾するばかりの銅鑼がなり出すと殆どの人が耳を押さえて遠ざかる。だが、中国人たちは平気な顔をしている。そりゃ、待ちに待ったお正月の目出たい行事なんだから、少々うるさいぐらいの方が楽しいのだろう。しかし少々うるさいなんて程度のうるささとはわけが違うのである。僕なんか写真を撮っていてもその音にたじろいでじとーっと汗をかいてくる。銅鑼の音を半分ぐらいにしてくれないものか。

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日本の獅子舞によく似ているのだが、こちらのは日本のものよりずっとアクロバティックで、まるでサーカスのようだ。中国曲技団のイメージがある。この日はレストランのオーナーの大判振る舞いで、ビュッフェ形式の食事はただである。とにかく食うことが大好きなここマレーシアでは、食事がただということになると、大勢の人が集まる。ライオンの一挙種一等足に拍手喝采である。

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3メートルもあるかと思われる鉄棒のてっぺんでライオンが踊りまくる。日本の消防の出初め式のようだ。

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ライオンたちは演技の途中で各テーブルを回ってご祝儀をねだる。これも日本の獅子舞いと似て、開けた口にご祝儀のお金や縁起物のみかん等を差し入れる。その度にこっくりとうなづくライオンの動きがひょうきんで面白い。

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あんた達なんだよ、うるさいのは。もう少し音のボリュームを下げるとか何とかできない?

中国のおせち? [日記]

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昨日から中国系の人たちはお正月休みで街は静かそのもの。いつもの交通渋滞が嘘のよう。日本の正月やお盆のときと変わらぬ様相を呈する。中国人たちは正月を日本のようにおせちを食べて祝うのかな?と思っていたら、やっぱりありましたね。中国料理ではあまりお目にかからない生魚を使ったおせちが。
 鯛のような白身魚(生鮭もある)をスライスしたものに、にんじんやもやしなど数種類の野菜を加えて混ぜ合わせたサラダっぽいおせちだ。中国料理店ではこの期間イー・サンと呼ばれるこの正月料理をその店なりにいろいろ工夫したものを出す。近所の人気料理店では生鮭の切り身にキャビアをたっぷり乗せたイー・サンを出しているらしい。ちょっと興味をそそられるけれど、値段が分からないので敬遠している。多分びっくりするような値段なんだろうな。
 写真は近所のスーパー、JASCOの魚売り場に出ていたイー・サンのセットで、普通の正月直前にはこの場所には日本のおせちの材料が並べられていた。このイー・サンのセットを初めて見たときは鍋料理のセットかと思った。こちらでも日系のスーパーなどでは時々見かける鍋用のセットとよく似ている。
 さて、しばらくは交通渋滞もなさそうだから、普段敬遠している街の中心部を車で流してみることにするか。でも店が半分は閉まっているだろうな。

もうすぐチャイニーズ・ニューイヤー [日記]

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 マレーシア全人口の30%を占めるといわれる中国系マレー人たちが待ちに待った正月(チャイニーズニューイヤー)がすぐそこまでやってきた。彼等は旧暦の正月を祝うので、年によってかなりのずれがある。今年は2月10日がそれに当り、この前後1週間から10日ぐらい休みをとる人が多い。日本や西欧諸国のクリスマスセールにも匹敵する正月セールがどこのショッピングモールでも盛大に行われる。中国では赤い色が目出たいとされているので、街には赤一色と云ってもいい程赤色が溢れる。写真は近所のショッピングモールのロビーを飾る赤色の提灯飾りだ。どこのショッピングモールでも中央広場にはワゴンの店が出店して正月に関係ある品々を並べる。

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 ロビーに出店した店の品で1番目立つのは正月によその家を訪問するときに持って行くらしい贈り物のセットだ。これがまたえらく派手なもので、お菓子を中心に何やらお目出度そうな品々が一杯に盛りつけられたバスケットが店いっぱいに並べられている。中国系の人たちって結構見栄を張るんだな。

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 我々の住むコンドミニアムのレストランは中国系の人がやっているので、正月期間は上のようなお目出度い言葉が書かれた飾り付けをする。建物の玄関口にも人を歓迎するようなお目出度そうな人形が訪問者を出迎える。日本の正月にどこの家庭でも食べるおせちに当たるものがここにもあって、それはイー・サンと呼ばれている。中国には珍しい生の魚(刺身)をいろいろな野菜と混ぜ合わせて食べるもので、この期間には中国系のレストランではどこでも食べられるらしい。来週あたりどこか美味しそうな店を見つけて食べてやろうと思っている。

虹の次は満月 [日記]

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 昨夕きれいな虹が出たと思ったら今日は満月が東の空にくっきり。きのう一日中雨だった反動か、今日は朝から晴れが珍しく夕方まで続いた。明日はタイフーサンというインドヒンヅーのお祭りで、今日はそのイブなのか窓の下のプールサイドでビュフェ・ディナーなんかやってるみたいだ。日本ならさしずめ月見をしながらの野外パーティといったところだが、こちらでは月見の習慣なんてなさそうで、誰も月なんか見ていない。こちらの人たちは本当に食い気盛んで、とにかく何か食えりゃいいって感じ。月を愛でながら花を愛でながら会食するなんて風流なことはしない。ちょっとさびしい。

滅多に見ない虹が出た [日記]

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 雨の多いここマレーシアなのに滅多に虹を見ないというのは以前にも書いたような気がするのだが、今日この滅多に見ない虹が出た。今は雨期で毎日のように雨が降る。この雨は夏の乾期でもほぼ毎日スコールとなってそれこそ滝のように激しく降るのだが、11月〜1月の雨期(こちらではモンスーンという)には降る回数が多いのと、余り勢いはないがやや弱い雨が夏よりも少しばかり長く降る。今日は珍しく朝から夕方まで降りっ放しだった。日が暮れようとする7時ごろに雨が止みこの虹が西日を受けて東の空を背景に浮かび上がったのである。いくら雨が多いから虹も多いだろうと思っても、空気自体がいつも湿気を帯びていたのでは虹も出にくいのかなぁ。どうもその辺の気象事情がよく分からない。この虹、明日の晴れの前触れなのか。

世界一短いエスカレーターの続き [日記]

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 さっき書いた「世界一短いエスカレーター」についての詳細(?)が分かった。この外人の投稿したyoutubeは何と世界中で話題になり500万回ものアクセスがあったらしい。ギネスに登場するとかしないとか。施主である川崎駅側の言い分が揮っているというか馬鹿馬鹿しいというか。

その言い分とはこうである。
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アゼリア地下通路がモアーズの地下1階と地下2階間に位置してしまい、この解決策として登場しました、という何のことだかさっぱり分からない説明板が出ているらしい。これを記念して愛称を募集したら1,500件もの応募があったと得意満面の様子。暇なご仁も世の中にはあるもんだ。「プチカレーター」だって。

 でもそれにしても不思議なんだなぁ。なんで下りだけなの?なんで下半分は階段なの?外人たちは「日本はお年寄りに親切なんだなぁ」と思ったらしいけど、これ見てると「んな、馬鹿な」と云いたくなるよね。あーぁ、俺もひまだな。
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 ところで、これらの写真はrocketnews24.comから無断借用しました。ロケットニュースさん、ごめんなさい。

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